2007年05月28日

芸術とエロス。

meerjungfrau170[1].jpgいきなりですが、
でも今に始まったことではないんですが、
私はバレエがすごく好きだったりする。
姉が昔やってたもので、物心がついたときから
バレエの練習風景は目にしてた(よく見に行ったから)
んだけど、残念なことに、レパートリーはきまって
チャイコフスキーの3大バレエ。
いわゆる「クラシック・バレエ」で、もちろんそれも
毎年、しかも年に数回見てたから好きなんだけど、
本当に自分の中でバレエが「熱いな」と火がついたのは
大学に入ってから。

芸術学の講座で、ニジンスキーが演じる
ドビュッシーの『牧神の午後』のワンシーンを見て
一瞬でツボにはまる。
映画『天井桟敷の人々』の、ジャン・ルイバイローの
パントマイム(ダンス)に知り合ったのもこのとき。
全身を使って、体を越える大きなものを表現する姿勢、
だけどあくまでmenschlich(人間的)な美に
やられ、それから
ディアギレフが活躍していた20世紀初頭の、
音楽、美術、舞踊、全てでパーフェクトにコラボレーション
させるその姿勢が、多分自分が一番大事にしたいと
思ってる部分なんだと思う。
だけど、残念ながら、そのあたりのバレエ作品ってなかなか
お目にかかれないんですよね。特に日本では。(多分)。
だけど、最近ストラヴィンスキーを耳にする機会が
ちょくちょくあって、バレエ熱が再燃。
今年は絶対見に行く!

Wuppertal(ケルンに割合近い街。)にピナ・バウシュが率いる
Tanztheater Wuppertalがある。
これからしばらくパリやらあちこちに遠征に行ってしまうけど、
9月の頭にwuppertalに帰ってきて、『春の祭典』をやる。
詳しい日程はこちらから。
絶対行く!
A香ちゃん、行けるか検討してみてください。
そして、こちらも今年中には是非行ってみたい。
ジョン・ノイマイヤーが率いるハンブルグバレエ団。
彼らは日本でももう有名になっていて、(日本で
ドキュメンタリーを見たことさえある)団員にも
日本人が活躍していたりする。
こちらのページからは公演日程だけでなく、写真や
作品解説も見れたりする。

ケルンにも、何気にバレエ団があったりする。
あるんだな〜、と本当に何気に認識してただけだったけど、
2005年に設立されたとこだけど、
多分結構いいんでないかと予感。
舞台監督のアマンダ・ミラーの名前は聞いたことがあるし。
日本でも結構活動されてたみたいですね。
彼女が日本から三好絵美さんという人を引き抜いていった
らしく、バレエ団のプログラム冊子にでかでかと
載っているのですが、すごく綺麗な人です。
ケルンの劇場(Schauspielhaus)で見れるのは12月に入ってから
っぽいですが、誰か、興味のある人一緒に行きませんか。
バレエ団のHPはこちらから。

バレエでの表現って、こういう表現の仕方って
なんだと思うけど、すごくエロい。
個人的に、この「エロさ」って、芸術表現で
すごい大切、というか必要不可欠だと思う。
先日ハンナの歌のレッスンで、イタリアバロックものを
少し触ったとき、出た話。
イタリアバロックもので頻繁に出る歌詞、
「死ぬ」という言葉は、ほとんどの確率で暗喩だそうな。
しかも本当の意味でエロく。それも激しく。
例えば「あなたの腕の中で死ぬ」という
歌詞はもう・・・「ああ〜死ぬ〜」なんて
まんまにtragisch(悲劇的)に歌ってなんか
いられないのです。
イタリアらしいけど、ちょっとびっくりな情報
だったりした。
そりゃ、恋してないと歌えない。


posted by jun at 19:27| フランクフルト ☔| Comment(2) | アートに触れてみる。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
歌に生き、恋に生き
だね。
まったく。
エロスばんざい!
Posted by nakayan at 2007年05月29日 10:49
オルガンという楽器はかなり理性的やと思うんやけど、
それでも音楽とはエロスやと思う今日この頃。
うた科の友アンゲリカは「愛(広義で)と無関係の音楽はない」と言っておりました。
Posted by じゅん at 2007年05月31日 06:29
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